ゴルフ店荒し急増 昨年の2倍以上 愛知
ゴルフ用品店を狙ったゴルフクラブの窃盗事件が、先月末現在、愛知県内で約70件発生し、昨年1年間(約30件)の2倍以上になっていることがわかった。いずれも閉店後の夜間、出入り口をバールなどで壊して押し入り、数分の間に盗み出して逃走している。手口が酷似していることから、県警は同一グループの犯行の可能性が高いとみている。
捜査関係者や、被害にあった店などによると、名古屋市千種区のゴルフ用品チェーン店には先月20日午前4時過ぎ、帽子を目深にかぶった2人の男が、バールのような工具でシャッターをこじ開け、入り口の窓ガラスを割って侵入した。2人は7万〜5000円のドライバーやフェアウエーウッドなど48本(総額132万円相当)を盗み、店の近くにとめていた黒色のセダン「セルシオ」で逃げた。防犯カメラの映像では、犯行はわずか1分半ほどだった。
近所の住民によると、店の外には見張り役の男もいて、犯行をやめさせようと声をかけたが、「うるさい」とすごまれたという。
同店の男性店長(27)は「事件後、店のガラスにステンレス製の格子を取り付けたほか、ガラスドアをすぐに割られないように特殊なフィルムを張るなど、防犯対策を強化した」と話している。
県警によると、ゴルフ用品店の窃盗事件は今年、72件(概算)起きており、このうち30件が先月に集中。一晩で、4、5件襲われる日もあった。被害は名古屋市を中心に尾張、西三河に広がっている。いずれも入り口のシャッターやドアが壊され、1〜2分の短時間で、ドライバーなどの高額商品を中心に盗まれているという。
また、春日井市内のチェーン店で盗まれたゴルフクラブが先月、千葉県内の同じチェーン店に持ち込まれていたことも判明。県警では、犯行グループが盗品を中古品の買い取り店やインターネットなどで売りさばいているとみて、警戒を強めている。
(読売新聞6月10日より抜粋)






