タケノコ泥棒続発 金沢・卯辰山公園
金沢市卯辰山公園内の竹林で、タケノコ泥棒が続発していることが二十九日までの同市緑と花の課などの調べで分かった。石川県産のタケノコは今年、豊作とされる表年に当たるが、春先の低温の影響で生育が遅れ、高値となっていることが関係しているのではないかとの声もある。市条例では、タケノコに限らず公園内で植物を採取することを禁じているが、無断で掘り出して持ち去る人が後を絶たず、市は警戒を強めている。
金沢市によると、卯辰山公園内では、あちこちにタケノコを掘り出したとみられる穴が見つかっている。公園の点検に訪れた職員が確認した限り、荒らされた跡は同市や個人などが所有する竹林の広範囲にわたる。
タケノコ荒らしは一般的に収量が少ない裏年に多いとされる。今年は表年だが金沢市中央卸売市場の関係者によると、四月に入って寒い日が続いた影響で、入荷は例年より一週間遅いペース。同市場の県産タケノコ専門の競売「後場市」が始まった二十四日の入荷量は五・四トンで、表年だった一昨年と比べると量は三分の一程度。高いものは一キロ当たり二千四百円と二倍超の値を付けていた。
さらに、金沢市別所町でタケノコ山を管理している生産者の一人は「手入れされた竹林と比べて、茂るに任せた竹やぶだと、タケノコ荒らしに遭いやすい」と話し、卯辰山公園内の竹林では、所有者がいないと思い込んで掘り出す人もいるとみている。
金沢市緑と花の課は「あちこち掘り起こすと土砂崩れの原因になるとも考えられる。目に余る行為に対しては、厳しく対応したい」としている。
北國新聞 (4月30日)
投稿者 staff : 2006年05月01日 13:04
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